ずっと音楽はAirPodsProで聞いていたのですが、ヘッドフォンで音楽を聴いたら別の楽しみ方ができるのではないかなと思ってヘッドフォンを購入してみました。
ネットで調べると、3~5万円のヘッドフォンが多く紹介されている中で、SONY のWH-CH720Nがコスパ最強と紹介されていたのでSONY のWH-CH720Nの購入を決意しました。
この記事では、AirPodsProなどのイヤホンでしか音楽を聴いたことのない人に向けて、イヤホンとどう違うのかを詳しく紹介していこうと思います。
以下の項目で、SONY WH-CH720NとAirPodsProを比較していきます。
- 価格
- バッテリー寿命
- ノイズキャンセリング性能
- 音質
- ワイヤレス接続の安定性
- 快適さとフィット感
- 操作性
SONY WH-CH720NとAirPodsProを比較
価格を比較
SONY WH-CH720N:22,000円
AirPodsPro第2世代:39,800円
SONY WH-CH720N値段はSONY WH-CH720Nが圧倒的に安いですね。 しかもAmazonだと、頻繁に割引されていることも嬉しいポイント。
こちらがAirPodsPro第2世代の価格変動図
そしてこちらがSONY WH-CH720Nの価格変動図
かなり見にくいですが、ONY WH-CH720Nは月に一度以上は新品でも1,5000円ほどで売られているようですね。
定価から25%も引かれるセールが月に複数回あるのは買うタイミングを考えるのがとても簡単です。
ということで価格はSONY WH-CH720Nの勝利。
バッテリー寿命を比較
SONY WH-CH720N:35時間(ノイズキャンセリング時)
AirPodsPro第2世代:6時間(ケースの充電込みで30時間)
SONY WH-CH720Nの充電なしで35時間は驚異的な数字ですね。
しかも、ノイズキャンセリングをオフにしている状態だと、50時間持つそうです。
さらに、3分充電しただけで最大1時間の充電ができるクイック充電ができるのもズボラな筆者にとっては嬉しいポイントです。
ということでバッテリー寿命はSONY WH-CH720Nの勝利
ノイズキャンセリング性能の比較
まずはAirPodsPro。
完璧とは言えませんが、足音や地下鉄の中での騒音などはかなりかき消してくれる印象を受けました。
人の声などの高い音は消してくれませんが、それでもないのとは大きな違いを感じることができます。
次にWH-CH720N。
正直AIrPodsProと比べるとまだまだという感じでした。
SONYの最上位モデル、WH-10000XM5に使われている技術と同じ技術が使われていると聞いてかなり期待していたのですが、AirPodsProに比べるとノイキャン機能は大きく劣っているように感じました。
しかし、これはWH-10000XM5を持っている友人に聞いても同じ感想だったのでヘッドフォンはイヤホンと比べて鼓膜から離れたところに装着する分、音を塞ぐのが難しいのかもしれません。
ということでノイズキャンセリングはAirPodsProの勝利
音質を比較
まずは今まで聴いてきたAirPodsProから紹介。
さすがは天下のAppleが聴いたとあってとても綺麗な音でした。
高音と低音がどちらもかなりクリアに表現されていて安定感がありました。
次にSONY WH-CH720N。
こちらも高音と低音がかなりクリアに表現されていて文句のない音質でした。
AIrPodsProと違うところは音に厚みを感じました。
イヤホンに比べて音の出る部分が耳から離れているからですかね、詳しいロジックは分かりませんが比べてみると音の厚みの違いが音に鈍感な僕でもはっきりと分かります。
SONYのヘッドフォンの最上位モデル、WH-10000XM5を持っている友人に聞き比べをしてもらったのですが、あんまり違いがわからないと微妙な反応をしていました。
WH-10000XM5は約5,0000円とWH-CH720Nの2倍の値段するのでかなりコスパが優れていることがうかがえますね。
ということで音質もSONY WH-CH720Nの勝利
ワイヤレス接続の安定性を比較
これは具体的な数字ではなく、僕の実体験をもとに語らせていただきます。
音はiPhone SE(第2世代)でApple Musicから音楽を流している時の比較です。
AirPodsProの場合はやはり、Apple製品同士ということもあってとても接続が安定しています。
2〜3年ほど使っていましたが、全くと言っていいほど不満を感じたことはないですね。
一方SONY WH-CH720N。
こちらは1~2時間に1回ほど接続が安定しないことがあります。
接続が安定しないと言っても0.3秒ほど音が途切れる程度なので気にならない人は気にならないかもしれません。
しかし、接続の不安定さが原因で作業に集中が途切れてしまったということもあるかもしれないので敏感な方には注意が必要です。
ということでワイヤレス接続の安定性はSONY WH-CH720Nが勝利。
快適さとフィット感を比較
AirPodsProはあらゆる耳の形を想定して作られたこともあり、どんな人でもかなりフィットするはずです。
実際に僕もAirPodsProを5時間ほど連続して作業をしたことが何度もありますが、一度も耳が痛くなったことがありません。
一方SONY WH-CH720Nは3時間くらい連続して装着していると顔を挟んでいる力が強いせいでまあまあ疲れてしまいますね。
1~2時間程度の短い時間ではほとんど痛くならないのですが、それ以上装着していると頭の側部が痛くなってしまいます。
僕はブルーライトカットメガネをつけながら作業をすることが多いので、メガネとヘッドフォンを同時につけることも多いのですが、メガネとの相性はお世辞にも良いとは言えないです。
メガネとこのヘッドフォンは同時に1時間つけているだけで頭の側部が痛くなってしまいます。
メガネを普段からかけている人にはWH-CH720Nをおすすめできないと言っていいでしょう。
(メガネと相性のいいヘッドフォンってあるんですかね?)
ということで快適さとフィット感はAirPodsProの勝利
操作性の比較
この比較はIPhoneユーザーが行なっているということに注意してください。
まず、AirPodsProですが、装着すると勝手にデザリングしてくれるのはかなりありがたいです。
マルチデバイスにも対応していて、スマホからIPadへの切り替えなども自動でやってくれるのはかなりのストレスフリーです。
また、ノイキャンを切り替えるためのボタンもノールックで簡単に見つかります。
ノイキャンのオンとオフの切り替えや曲の一時停止や次の曲へのスキップもカスタマイズすることができます。
僕が地味に愛用していた機能が、siriでした。
歩きながらスマホを取り出さなくてもsiriに時間を聞けるので時間に追われている時にはとてもありがたい機能です。
これらの機能を簡単に使えるというのは流石はApple、恐るべしといったところでしょうか。
次にWH-CH720N。
AirPodsProの便利さに慣れた僕にとってはかなりうーん、と言った感じでした。
まず、接続が自動でできない。 これはかなり不便ですね。 接続したい時は専用のアプリか設定を開かなくてはいけない。
これはApple製品に慣れてしまった人なら誰しも困惑するところでしょう。
また、ヘッドフォンを外した時に自動的に音楽が止まらないのも不便を感じてしまいますね。
音楽が自動的に止まらないだけではなく、接続も自動的に切れないんですよね。
なので、ヘッドフォンを取ってスマホのスピーカーでYouTubeを見ようとすると、ヘッドフォンから音が漏れて聞こえてくるなんてこともよくある話です。
その都度音楽を止めて接続を切れる几帳面な方なら気にならないかもしれませんが、ズボラな僕にとってはかなり大きなマイナスポイントです。
また、ボタンを見つけにくいのもマイナスポイントでした。
音楽停止ボタンと音量調節ボタンが並んでいるので押し間違いが起きやすいんですよね。
AirPodsProは左右に一つずつしかないボタンを何回押したかや長押しなのでコマンドが判定されるのですが、WH-CH720Nの場合はそれぞれのコマンドごとにボタンが割り振られているのでボタンの種類が多いです。
右にノイキャンオンオフ切り替えボタン、音量調節ボタン+、ー、停止ボタン、
左に電源ボタンという構成ですので、右側のボタンでの押しまちがえが多発してしまいます。
AirPodsProのように感覚的に操作できるようになるとかなりポイント高くなるのですが、惜しいとった感じですね…
操作性はAirPodsProの勝利
比較のまとめ
以上をまとめると、WH-CH720NはAriPodsProよりも価格、音質、バッテリー寿命で勝り、ノイズキャンセリング性能、接続の安定度、快適さとフィット感、操作性では劣るとの結果になりました。
一番大事な音質ではWH-CH720Nが勝りますが、AirPodsProは小回りがきき、使いやすいといった感じでしょうか。
イヤホンだけで生活することはできますが、ヘッドフォンだけでは生活することができないように感じます。
基本的にはイヤホンを使い、家などの落ち着いた状況でより高い音質をヘッドフォンで楽しむという使い分けが理想ではないでしょうか。
メリット
おしゃれ
表面がプラスチックでできているため、安見えするように見えるという意見をネット上では見かけますが、そんなことはありません。
デザインがシンプルで十分に洗練されているため、どのような服装でもマッチすることは間違いないでしょう。
僕が持っているのは黒ですが、白や紺色のものもあり、好みに合わせて色を選ぶことができるのは嬉しいポイントですね。
typec対応
AirPodsProやiPhoneも対応し始めた今となっては、ありがたみが少なくなるかもしれませんがTypeCのケーブルで充電できるので、新しく充電ケーブルを準備する必要がありません。
デメリット
AirPodsProとの比較では書き切れなかったが感じたデメリットを紹介します。
音漏れ
立体的で厚みのある音を楽しむためにそれなりの音量を出してしまうのですが、意外と簡単に音漏れをしてしまうように感じました。
電車の中で高品質な音を楽しもうと大きめの音を出すとすぐに迷惑がかかってしまうので注意が必要です。
首にヘッドフォンをかけた状態で音楽を再生してみると、上の写真の右側の音量くらいで音が聞こえてしまいました。
ヘッドフォンケースが付いていない
高級ヘッドフォンなら大抵の場合専用のケースが付いているのですが、WH-CH720Nには専用のケースがありません。
出かけた先でヘッドフォンを取りたい場合に困ってしまいます。
そのままカバンに入れるのは怖いですので、首にかけるしかありません。
夏は蒸れる
これはどのヘッドフォンでも共通ですが、夏に外出ヘッドフォンをつけると蒸れてしまいます。 夏に出かけるときはイヤホンを使うのが賢明でしょう。
まとめ
小さなところで不便を感じることはありますが、かなり小さな費用で高音質を楽しむことができるため、イヤホンでは出せない音を安価で試してみたいという方には自信を持っておすすめできます。
実際、このイヤホンの音質はかなり高い評価を受けている動画がたくさんありました。
かなり調べましたが、ここまで高い評価を受けている2万円前後で変えるヘッドフォンはありませんでした。